全ての終焉。



その終焉を迎えて、俺達は。










hat is your hope ?











青い海が広がるバラムの海。

そこに釣りの“浮き”が静かに漂っている。

「チッ・・・全然釣れないぜ。」

サイファーは釣り竿を持ったまま呟いた。

なかなか釣れずに、イライラを隠せないでいる。

だがそんなとき。

「おぉっ!!見るもんよ、釣れたもんよー!」

隣の雷神が、声を上げた。

見れば、彼の手には大きな魚が。どうやら、釣り上げたらしい。

「やってられっかよ!!」

やったやったとはしゃぐ雷神を見て、サイファーは釣り竿を地面に叩きつける。

それにすら気付かず、雷神ははしゃいでいる。

そんな雷神を見て、風神は彼の背中に思い切り蹴りを入れた。

「うぉっ!?」

どぼーんっ!!

派手な水飛沫を上げて、雷神は哀れ海の中。

それを見ていたサイファーは、思わず笑い出した。

風神も笑みを浮かべ、海から顔を出した雷神は困ったような顔をしていたが、結局笑い出した。

サイファーの笑う姿は、風神と雷神にとってもっとも大切なもの。

もはや今のサイファーは、ガルバディアにいた時のような感じではなく、

ただの若者の姿に戻っているのだった。


ふと日が遮られ、サイファー達は上空を見上げた。

そこには、移動するガーデンの姿が。

「・・・懐かしいな。」

「スコール達、きっと元気にしてるもんよ。」

「同意。・・・皆、元気。」

三人はふと目を細める。

ガーデンから決別してから、まだあまり日はたっていない。

けれど、どうしてこんなに懐かしいのだろう。

戻る気はないものの、ガーデンにいた頃が懐かしくて、切ない気持ちになった。








ウィンヒルの丘で、ラグナは懐かしそうに風景を眺めた。

良い天気の空の下で、緑色の丘はキラキラと輝いている。

ラグナは自身の左手にはめられた指輪に目を落とした。

そして、愛しそうに目を細める。


レインとの結婚指輪。

彼女にプロポーズしたときは、かなり驚かれた。

言おうと思ってもなかなか照れて言い出せなくて、諦めて帰ろうとしたらレインに止められて。

意を決してレインの手に指輪をはめさせれば、レインは驚き、戸惑っていて。

けれど、嬉しそうに自分を見上げてきたレインの表情を、今でも忘れない。



ラグナはその事を思い出しながら、村を見渡す丘を歩いた。

そして、ひとつの場所で足を止める。

そこには小さな墓標が立てられていた。



『レイン ここに眠る』



ラグナはその名前を、小さく呟いた。

大好きな彼女の名を。愛しい、妻の名前を。



どこからか自分を呼ぶ声がするのに気付き、ラグナは振り返った。

「ラグナおじさーんっ!!」

エルオーネが手を振りながらこちらに近づいてくる。

そんなエルオーネに小さく手を振り返し、ラグナは笑みを浮かべた。

その向こうでは、キロスとウォードの姿もある。



その上を、ガーデンが静かに通り過ぎていった。

花びらの舞う中、ラグナはただそれを眺めるのだった。








ガーデンでは無事帰還したSeeD達を祝うためにパーティーが催されていた。

「えへへ、カメラマンはセルフィで〜す。」

セルフィは手にしたビデオカメラを使ってパーティーの様子を撮ろうと辺りを見渡した。

そこに飛び込んできたのはキスティスとアーヴァインの姿。

「キスティス〜!笑って笑って〜!」

キスティスは撮られているのがわかると、ぎこちなさそうに手を振る。

そんなキスティスが可愛くて、笑みがこぼれた。

「おっ!撮ってる撮ってる〜。僕も仲間に入れてよ〜。」

そこに、アーヴァインが近寄り、キスティスを抱き寄せながらカメラに向かった。

「離れてちょうだい。」

「ちぇっ、つれないなぁ〜。」

キスティスが無理矢理アーヴァインから離れていってしまった。

アーヴァインは憮然とした表情でそのキスティスを見つめる。

そのキスティスを視線で追えば、彼女はシド学園長のところへと向かっていた。

しばらく雑談を続け、ふと学園長はカメラの存在を知ると、軽くグラスを掲げてポーズをとる。

「おぉ、学園長ノッてるね〜!」

シドの隣には、優しげな女性が。セルフィはその女性をカメラに撮り、笑みを浮かべる。

ママ先生だった。

既に魔女としての面影は消え失せ、優しく微笑んでいる。

アーヴァインはイデアに近寄ると、帽子を取って挨拶をした。



ふとアーヴァインはセルフィのカメラに気付き、近寄ってきた。

「セフィ〜、撮影変わるよ〜。」

「あ、よろしくぅ〜!」

アーヴァインはセルフィからカメラを受け取り、カメラを回した。

セルフィはアーヴァインの帽子を被ってキスティスと一緒にカメラに写る。

だが、ふとアーヴァインはセルフィ達から別の女子生徒を写した。

そして、にこにこと手を振る。

「アーヴァイン!どこ撮ってるの〜!?」

「あはは、ごめんごめん。」

怒ったセルフィに笑いかけて、アーヴァインは周りを見回した。

ふと気付いたのは、食卓に並べられたパンを頬張るゼルの姿。

「ゼルだ〜。」

アーヴァインとセルフィ達はゼルに近寄っていく。

だが、突然、ゼルの動きが止まった。

どうやら喉にパンを詰まらせたようだ。

「ぐっ・・・く、苦しいっ・・・!!」

「ちょっとゼル!?」

「何やってんのよ、もぉ〜!水〜!水どこ〜!?」

既にコップの中に飲み物はない。

だが、ゼルはセルフィ達に気付くと見られた恥ずかしさからか、

パンを飲み込むと彼女達を追い払い、カメラを向けているアーヴァインにもパンを投げつけた。

それを間一髪でかわし、アーヴァインは苦笑を浮かべる。

「ゼルの照れ屋さ〜ん。」

「苦しんでる仲間に言う言葉かそれは!!」

怒ったゼルを見て、慌ててカメラはその場を立ち去った。




ふとその時、カメラの電池が切れた。

「あぁ〜。」

アーヴァインは残念そうにカメラの電源を切り、セルフィ達に肩を竦めて見せる。

「電池切れちゃった?」

「うん、スコールとリノアとも撮りたかったんだけどね〜。」

「それじゃ、私電池持ってくるよ〜、待ってて〜!」

セルフィはアーヴァインに帽子を返すと、パタパタと駆け出した。

そのセルフィを、アーヴァインとキスティスは見送る。

それから、顔を見合わせて苦笑を浮かべた。

「・・・何をやってるんだ?」

声がして、二人は振り返る。そこには、我らがリーダー、スコールが立っていた。

けれど、その隣にいつもいる相方の姿がない。

「あれ?は?」

「なんか知らないけど、リノアに拉致られた。」

「リノアに?」

アーヴァインとキスティスは首を傾げる。

「リノア、俺に『楽しみにしてて』とか言ってたぞ。」

「ん〜?」

を連れて行った挙句、「楽しみにしてて」とは。

一体どういうことだろう。

けれどおかげで、スコールは苦労しっぱなしのようだ。

を求めてファンクラブの女子達が、スコールに殺到するらしい。

スコールならの居場所を知ってると思ったのだろう。

「早くスコールはと二人きりになりたいんだよね〜。」

「うるさい。」

スコールは溜息をつき、腕を組んで会場を見回した。




そのとき、わっと会場がざわめいた。

スコール達は何事かと思い、視線を走らせる。

中央階段の上に、リノアともう一人女性の姿があった。

見たこともない女性は、青いドレスに身を包み、俯いている。

ドレスは細い女性の体のラインがはっきりわかる細身のドレスで、

そのドレスが女性に驚くほど似合っている。

「スコール!ホラホラ!」

「・・・なんだ?」

スコールは首を傾げた。リノアが手招きしている。

会場はざわざわしていて、リノアが何をしようとしているのかわからずにいるようだ。

リノアはスコールに言う。

「ちゃんとエスコートしてよ!」

「・・・・?」

スコールは首を傾げ、とりあえずリノアの元に歩いた。

ニコニコとするリノアに不信感を抱きながらも、意味がわからずに困惑する。

「・・・エスコート、って・・・お前をか?」

「なんで私なのよ!!こちらの人を、ちゃ〜んとエスコートしないと駄目だからね!」

リノアは隣の女性の肩を叩く。

女性は俯いたまま、リノアを恨めしそうに睨んだ。

「もうすぐダンスが始まっちゃうよ!早くエスコートして、会場の中心に行かないと。」

リノアはそう言うと、ニコニコしたまま一歩後ろに下がった。

スコールは困ったようにリノアと女性を見比べる。

初対面の相手と踊るなんて、そんなこと出来るはずが・・・・。

「・・・・早く、手・・・貸せよ。」

女性の声に、スコールはハッとして顔を上げた。

見た目からは絶対に考えられない男言葉。

そして、透き通るようなハスキーボイス。

「・・・・まさか・・・・。」

「いいから早く手を貸せってば!!」

!?」

女性は真っ赤な顔でスコールを見た。

その顔は、間違いなくリノアに拉致られたはずのの顔で、

青いドレスに身を包んだは、普段の彼女から想像できない姿だ。

唇は薄紅色に染まっていて、頬はほんのりと赤い。

水色のアイシャドウが驚くほど似合っていて、今のは“女”だった。

スコールは呆気に取られてを見た。

スコールの叫び声を耳にしたのか、会場は更にざわついている。

だって!?」

「うそ、様!?」

驚愕の波に包まれる会場を見て、は不貞腐れたように口を尖らせる。

リノアはその後ろで、満足そうに微笑んでいるが。

どうやら、にドレスを着せたのはリノアらしい。

スコールはしばし呆気に取られていたが、やがてふっと微笑んだ。

そして、左手をに差し出す。

「お手をどうぞ。・・・姫君。」

「俺は姫なんてガラじゃねぇよ。」

憮然とした表情で、はスコールの手に自分の手を重ねた。

スコールはしっかりとの手を握り、会場の真中へとエスコートする。

人波が脇に避ける中、スコールとは手を取り合って立ち止まった。

それを見計らったかのように、ワルツが流れ出す。

スコールはをワルツのリズムに合わせながらリードした。

こうして踊ると、SeeD就任パーティのときを思い出すようだ。

青いドレスを翻して、が踊る。

そんなをリードして、スコールが踊る。




―――――なぁ、俺と一曲どうだい?スコール。




あの時は、がそう言って誘ってきた。

驚いた。けれど、不思議と嫌だとは思わなかった。

どうしてだかわからない。もしかしたら、あの時既に自分はに惹かれていたのかも。

そんなこと、今はどうでもいい。

今、自分達は、こうして楽しく踊ることが出来るのだから。

クルクルと舞うスコールとに、周りの者達は見入っていた。








曲が終わり、スコールとは会場の真中で立ち止まった。

周りからは、わっと拍手が起こる。

女子生徒の大半はが男だと思っていたらしい。

事実を知ってショックを受けているようだったが、それでもの人気は衰えないだろう。

もしかしたら、更に人気が上がるかもしれない。

はしばらくスコールと見つめ合っていたが、やがてくるりと方向転換すると

そのままスタスタと歩き出した。

「おい。」

スコールはそんなの腕を掴んで引き止める。

「どこ行くんだ?」

「着替えてくる。ドレスって歩きにくいし動きにくいし嫌いなんだ。」

「もうちょっとくらい良いだろ?せっかく着たんだから。」

は恨めしそうにスコールを見た。

さも心外と言わんばかりの表情である。

「どうせ俺はこんなドレス似合わないんだから、別に良いだろ?」

「似合ってるよ。・・・正直、驚いた。」

静かに言うスコールを見て、は顔を真っ赤にして視線を背けた。

おかしい。

スコールと言えば、クール、無表情、根暗の三拍子がそろった奴ではなかったか。

いつの間にこんな恥ずかしいことをサラリと言えるようになったのだ。

は顔を赤くしたまま困惑して考え込んだ。

そんなを、スコールは首を傾げて見つめている。

その時だった。

。」

声がして、スコールとは顔を上げる。

そこには、銀髪で黒い服を見に纏った青年が立っていた。

「兄貴・・・。」

「また、無事にちゃんと会えたな。」

笑顔で歩み寄ってくる兄を見て、はやわらかい笑みを浮かべた。

の前に立ち、優しい表情で目を細める。

「お前のドレス姿なんて始めて見たな。よく似合ってる。」

「サンキュ。見た目がこんなでも、しゃべっちまえば台無しだけどな。」

苦笑を浮かべるを見ても、は優しい表情を変えなかった。

「話を、しないか?」

約束した。ちゃんとまた、たくさん話をしよう、と。

そして、その約束が果たされるときが来た。

は頷き、スコールを振り返る。

「悪い、またすぐパーティに戻るから、先に楽しんでてくれよ。」

スコールは少々不満そうだったが、の真剣な瞳を見て渋々頷いた。

それから、の頭にぽんと手を乗せて言う。

「待ってるから。」

「あぁ。」

は笑顔で言い、を見つめた。

は苦笑している。

「悪いな、スコール。少しを借りるぞ。」

「・・・別に。“義兄さん”の頼みなら仕方ないだろ。」

「は!?」

は驚いてスコールを見た。

スコールは既に歩き出していて、軽く手をヒラヒラと振っている。

「おいっ!義兄さんってどういうことだ!!」

はスコールに向かって叫んだが、スコールが振り返ることはなかった。

不貞腐れたは、肩をいからせて去って行くスコールの背中を見つめている。

はそんなに苦笑を浮かべながらも、の手を取ってパーティ会場を出た。







二人は校庭へと向かった。

パーティをしている最中に外に出る者はないらしく、校庭は無人だ。

目を細めたくなるほど美しい夜空を見上げて、は笑みを浮かべる。

二人は校庭を見回し、それから近くのベンチに腰を降ろした。

「・・・こうしてちゃんと二人で話をするのは・・・何年振りだろうな。」

が呟き、は目を伏せた。

「さぁ、な。」

静かな空間に、言葉が流れる。

を見つめ、言葉を紡いだ。

「そういえば、海龍のリヴァイアサンはどうしてる?」

「あぁ、時間圧縮が元に戻るときに引き離されたみたいだったんだけど、

本当の時代に戻ってきたら自然と俺の中に帰ってきたよ。」

そう言って、は自分の胸に手を当てる。

暖かいぬくもりが、自分の中から発せられているのがわかった。

少しの沈黙が下りた。

けれど、気まずい沈黙ではない。

どこか心地の良い、安心出来る沈黙だった。

「全部終わったんだな。」

「・・・終わらせたよ。全部。」

まだ、終わったという実感がわかない。

本当に自分達は使命を果たせたのか、よくわからない気持ちなのだ。

もしかしたら、まだアルティミシアは生きているかも。

そんな不安さえ感じている。

「・・・もう、血を吐いたりすることも、ないか?」

「もう平気だよ。あれはアルティミシアが抵抗する俺の精神に無理矢理入ってきたから

起こった現象なんだ。・・・アルティミシアがいない今、そんなことはもう起こらない。」

が倒れたとき傍にいなかった。

けれど恐らく、が吐血したということはアルティミシアから聞いたのだろう。

「サイファーは?あいつは、どうしてる?」

「ガーデンを出たよ。風神や雷神達と一緒にさ。

今はバラムでのんびり暮らしてるって聞いた。今度会いに行こうと思うんだ。」

は目を細めて、サイファーを思った。

敵であり、友であり、ライバルだったサイファー。

本当の彼は、とても優しい青年なのだとわかっている。

今度会いに行ったら、きっと喜ぶだろう。

今なら、スコール達とも仲良くやれる気がする。




しばらくぽつりぽつりと他愛のない話をし、再び沈黙が流れた。

もう何分話をしているのだろう。

どれだけの時間がたったのか、全くわからない。

少ししかたっていないのかもしれないし、もしかしたらかなりの時間がたっているのかもしれない。


「・・・決着、つけないか?」


唐突に、が言った。

は驚いてを見つめる。

「・・・決着?」

「ああ。生と死を賭けた、俺とお前の本当の決着を。」

生と死を賭けた。

その言葉が、やけに胸に突き刺さる。

兄の顔は、驚くほど清々しい表情をしていて、きっといろいろ考えたのだと思う。

「もう俺にアルティミシアの力はない。対等に、勝負をしないか?」

もしその勝負で自分が勝てば、兄が死ぬ。

もしも兄が勝てば、自分が死ぬ。

それが、生と死をかけた本当の決着というものだ。

自分は、兄と決着をつけるためにずっと進んできた。

アルティミシアのことがあり、すっかり忘れていたが、それは自分の中での決別のはず。

兄の目は真剣だ。

は一度目を閉じた後、真っ直ぐを見つめて、口を開いた。

「・・・・俺、さ。今すごく嬉しいんだよ。」

生きていることが。無事に、この時代に帰れたことが。

そして、スコールが笑ってくれたことが。

「決着をつけるのも悪くない。本当はそうするべきなんだと思う。

けど・・・リノア達仲間がいて・・・シド学園長がいて・・・

俺達のこと慕ってくれる友達がいて・・・・。」

そこまで言って、は本当に幸せそうな笑みを浮かべた。




「スコールがいて、兄貴がいて、俺がいる。

兄貴。この結果が決着・・・それじゃ駄目なのかな?」




それが、自分の中で出した答え。

最初は、兄と決着がつけられるのならこの命惜しくないと思っていた。

けれど、それは今では変わってしまったから。

まだ、死にたくない。

まだ生きていたい。スコールとともに、歩みたい。

そう考えるようになったから。

は少し驚いた表情でを見つめていたが、やがて諦めたように笑みを浮かべた。

「・・・それがお前の答えなんだな。」

「うん。・・・俺、まだ生きていたいんだ。」

仲間達と、これからの人生を歩んでいきたいから。

だから。

「わかった。・・・それでいい。お前はお前の人生を行け。

大切な仲間と・・・大切な人と一緒に、な。」

「ありがとう、兄貴。」

は笑み、ベンチから立ち上がった。

そして、無邪気な顔で言う。

「さて、そろそろ戻らないと、スコール達待ってるから。

兄貴ももっと楽しんで行けよ、結構美味いもんあるしさ!」

「ああ。もう少し楽しんでから、行くことにするよ。」

は満足そうな顔をして、パーティ会場へと駆けて行った。

はそんなの背中を見送り、溜息をついて夜空を見上げる。

満天の星が輝いている。

しばらく夜空を見てから、は立ち上がった。

そして、誰に言うでもなく独り呟く。



「結果はハッピーエンド、ってことか。」



いや、もしかしたら自分にとってはバッドエンドだったのかもしれないけれど。

自分の大切な妹を奪ったスコールを、ちょっぴり恨めしく思いながら、

は。

世界で最強のSeeDと謳われた男は。

目を閉じ、全ての終焉を身に感じていた。











<続く>


=コメント=
まだ終わりません。まだ引っ張ります(笑
次回はリヴァイアサンとラグナ達が出てきます(予定としては)
ラグナ達と勝利を喜び合いましょう!みたいな。
もしかしたら、次回で完結するかもしれませんね。
ラスボス戦が終わってもまだ続く話ってなんだか虚しいような(笑
この話での人気が上がってくれたら嬉しいな、なんて思っていたり(ぇ [PR]動画