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あの時より一歩強くなれた?第三十章






ぼんやりとしている。

なんとなく光が見えている気もするが、それが現実かそうでないのかはわからない。

だが、左手はとても暖かかった。

左手のぬくもりだけで、充分に安心出来る。左手は、誰かの手と繋がれていた。

ッ・・・。!」

自分を呼ぶ声がする。誰の声だろう?

はそっと目を開けた。そこには、心配そうにを覗き込むヴィンセントの顔があった。

「ヴィンセント・・・?・・・そっか、私ライフストリームに・・・。」

ヴィンセントはが目を開けたのに安心したのか、軽く息をつくと微笑んだ。

「クラウドは・・・?クラウドは、大丈夫?」

「ああ、心配はいらない。先ほど目を覚まして、今は再び眠っている。全く、しぶとい奴だな・・・。」

はクスッと笑った。

自分の左手を見て、嬉しそうに微笑む。左手は、クラウドの右手によってしっかりと握られていた。

クラウドは無事。本当によかった。本当に、“クラウド”に再会出来て、よかった。

もしクラウドがあのまま元に戻らなかったら、自分はどうしていただろうか。

想像もつかないが、とても恐怖を感じてしまう。

はヴィンセントに言った。

「ヴィンセント・・・私ね、ライフストリームの中で本当のクラウドを見つけたの。

ううん、私が見つけたんじゃない。クラウドが自分自身の力で見つけ出したの・・・。」

ヴィンセントは黙って頷く。

本当に、クラウドもも、なんて大した人物なんだろう。

いつもならクラウドに対して悔しさを覚えてしまうのに、何故だか今は苦笑が漏れる。

「人間って、自分の中になんてたくさんなものを仕舞ってるんだろうね・・・。

なんてたくさんのことを忘れてしまえるんだろう・・・。不思議だよ・・・ね・・・。」

すぅっとの目が閉じられる。ヴィンセントはハッとしてに呼び掛けた。

!?しっかりしろ!!・・・!?」

から聞こえてきたのは、静かな寝息。ヴィンセントはしばらくの顔を見つめ、小さく溜息をついた。

そして、まだ少し濡れているの髪に触れた。 

 









「皆・・・すまなかった。なんて言ったらいいのか・・・。」

一同はハイウィンドの作戦会議室(オペレーションルーム)に集まっていた。

クラウドがモニターの前に立ち、頭を振りながら語る。

「もういいよ、クラウド。謝ってばかりだからね。」

レッド13が笑顔で言った。なんだかんだ言っていても、やはりクラウドが帰って来てくれたことが嬉しいのだ。

クラウドは複雑な笑顔を浮かべ、言う。

「俺は元ソルジャーなんかじゃない。皆に話した5年前の出来事やソルジャーとしての話は俺自身が創り出した幻想だったんだ。

大見栄切って村を出たのにソルジャーになれなかった俺・・・・。

それを恥じた弱い俺は親友だったザックスから聞いた話、更にに自分で見たことを混ぜ合わせて幻想の自分を創り出した・・・。

そしてその自分を演じ続けていたんだ。」

「幻想かよ・・・そのわりには強かったじゃねえか。」

バレットが言う。クラウドは頷く。

「身体はソルジャーとほとんど同じなんだ。

宝条のセフィロス・コピー計画というのは何のことはない、ソルジャーを創るのと同じやり方でしかなかったんだ。

ソルジャーは魔晄を浴びるだけじゃない。実は、体内にジェノバ細胞を埋め込まれた人間なんだ・・・。

良くも悪くも心が強い人間はソルジャーになる。ジェノバのリユニオンも関係ない。

でも、弱い人間は・・・・俺のように簡単に自分を見失ってしまう。

ジェノバ細胞とセフィロスの強い意志。そして俺の弱い心が生み出した人間。

それが皆が知っていた俺・・・・・クラウドだ。

・・・・俺は幻想の世界の住人だった。でも、もう幻想はいらない・・・。俺は俺の現実を生きる。

「ひねくれ者のクラウド君ね!」

「それじゃ今までと変わんねえぜ!」

ティファとバレットが突っ込む。今までと同じ反応に、クラウドは内心ほっとした。

「ところでクラウドさん。これからどないするんですか?まさか、船から降りるなんて言わんといてや。」

クラウドは俯いた。

「・・・メテオが降って来てるのは俺の所為だ。」

セフィロスに黒マテリアを渡してしまった時のことを思い出す。

必死にが叫んでくれたというのに、それに気付かずに渡してしまった愚かな自分。

いや、気付いていたのかもしれない。けれど、弱い自分がそれを否定した。

の泣きそうな顔。そして、悲痛な叫び声。

全てを鮮明に憶えているのに、その時の自分の気持ちが思い出せない。

何にしろ、責任を取るのは自分意外の何者でもない。

「俺に出来ることは何でもやるつもりなんだ。」

クラウドのはっきりとした声。とヴィンセントは、無言で頷いた。

バレットがガッツポーズをしながら言う。

「星を救う戦い、続けるんだな!」

クラウドは笑顔で肩を竦めた。

「バレットがよく言ってただろ?」

「おう、アレだな!」

「なになに?わからないよ!」

クラウドとバレット、そしてとティファがニヤリと笑う。

そして、四人が一斉に声を上げた。

「俺達が乗った列車は途中下車は出来ないんだ!」

「「私達が乗った列車は途中では降りられない!」」

「オレ達が乗っちまった列車はよ!途中下車は出来ねえぜ!」

全員が笑った。

やっと、ハイウィンドにメンバー全員がそろい、笑い合った。 

久し振りに見た、とクラウドの笑顔。

クラウドがいなくなってからというもの、は一度も笑わなかった。

いや、かすかに笑うことはあったが、声を上げて心から笑ったのは一度もなかった。

だから、本当に良かったと思う。

「あのな、クラウドさん。」

ケット・シーが言った。視線がケット・シーに集まる。

「ボクらな、ヒュージマテリア作戦の途中ですのや。

それでな、さっそくですけどジュノンに海底魔晄炉ってのがありますのや。

ボクの知ってる限り後はあそこが残ってるだけですねん。ってなわけで、行きましょか!」

全員頷いた。クラウドは真っ直ぐに視線を向け、よく通る声で言った。

「今からアンダージュノンへと向かう。パーティは俺と、それからヴィンセントだ。

その他の皆はハイウィンドで待機していてくれ。

くれぐれも突入前から神羅に俺達の動きがばれないように。いいな?」

「「「「「了解!!」」」」」

一人、また一人とオペレーションルームから出て行く。そして、最後にはクラウドとだけとなった。

は皆が出て行くのを見送ると、クラウドに視線を移した。

「・・・。本当に・・・すまなかった。」

は頭を振る。

「私がしたくてした事だもの。それに、またクラウドに会えて、嬉しいから。」

は微笑む。クラウドは頷き、「ありがとう」と呟いた。

「でも、そうだなぁ。私クラウドがいない間、無理矢理リーダーにされたり、大変だったからなぁ・・・。」

う、とクラウドの声が詰まる。は考え込む仕草をしながらチラリとクラウドに視線を移し、ニッと笑った。

クラウドはドギマギする。はそんな事にはお構いなしでクラウドへと歩み寄る。

そしてクラウドの顔を真っ直ぐに見つめ、呟くように言った。

「ご褒美、頂戴?」

一瞬クラウドは不思議そうな顔をした。はそんなクラウドを見てクスクスと笑いを漏らす。

「私が今欲しいもの、ご褒美にくれないかな?」

はクラウドの顔を覗き込む。クラウドは顔の紅潮を押さえるのに必死だった。

だが、は笑ったままクラウドの顔を見つめている。

これではまるでからかわれているような気分だ。

「・・・何が、欲しいんだ?」

「あのね、ピアス。」

「・・・・??」

クラウドは頭にハテナを並べた。はクラウドの耳のピアスを指差し、笑う。

「この、青いピアス。片方でいいの。頂戴?」

クラウドは内心どうしようか迷った。

あげようかあげまいかを迷ったのではない。こんなものでいいのだろうか、と思ったのだ。

「・・・こんなものでいいのか?」

「私はこれが欲しいの。駄目?」

クラウドは軽く肩を竦めると、左耳からピアスを外した。そして、それをに手渡す。

は嬉しそうに受け取ると、それを自分の右耳につけた。

クラウドには、が一体何をしたかったのかよくわからなかった。

は「ありがとう」と言うと、オペレーションルームを出て行こうとしたが、ふと入り口付近で立ち止まり、振り向いた。

「これで、クラウドとお揃いだね!」

極上の笑顔でそう告げ、はオペレーションルームを後にした。

クラウドはというと、極上の笑顔に圧倒され、しばらく動けないでいた。







アンダージュノンに着いてすぐにが先頭を歩き出した。

は知り合いに話し掛け、情報収集を開始する。

クラウドとヴィンセントはその後に続き、の様子を見ていた。

しばらく情報収集を行ってみたが、あまりいい情報は掴めない。

「おやまっ!ちゃんじゃないかい!」

は振り向く。そこには、知り合いの中年の女性が立っていた。

は笑顔で女性に駆け寄る。

「おばさん!久し振り〜v元気だった?」

「もちろんさ!あたしの体はいつも健康さね。それよりもちゃん。あんた、イイ男連れてるねぇ・・・vvvv」

女性の視線がの背後に向けられる。は振り向いた。そして、顔を赤く染めた。

女性の視線は間違いなくクラウドとヴィンセントに向けられていた。

「ねぇねぇ、二人ともあんたの恋人さんかい?ちゃん、二股かけるなんてやるじゃないかい!」

「ちょ、ちょ、ちょっと待っておばさん!ち、違うから!!この二人は私の仲間で・・・。」

「なるほど、仲間で恋人さんか・・・いいねぇ、青春だねぇ・・・。」

もはや何を言っても無駄らしい。はがっくりと項垂れると、溜息をついた。

の後ろではクラウドとヴィンセントが必死に笑いを堪えている。

中年女性の妄想は止まらない。

「・・・でさ、ひとつ聞きたいんだけどね・・・。」

はまだなんとなく納得していない表情で女性に言った。

「ヒュージマテリアのこと、何か知らない?」

「ヒュージマテリア?」

女性が考え込む。神羅が何かをしようとしているらしいことを話すと、それで何かを思い出したようだった。

「神羅は、世界各地のヒュージマテリアとやらを上のジュノンに集めているらしいのよ。

わざわざジュノンに集めるということは飛行機を使いたいんだろうねぇ。

ああ、それと最近、神羅の船の出入りが多いと思ったらジュノン近海の海底魔晄炉に行っているらしいよ?

神羅は、魔晄炉のヒュージマテリアを運び出そうとしているんじゃないかねぇ?」

なるほど、とは頷いた。そして女性に礼を言い、その場を離れた。



 

とにかく海底魔晄炉に行かねばならないことは理解出来た。

そして、海底魔晄炉に行くためにはまずアルジュノンへと上がらなければならない。

クラウド達は神羅のエレベーター前で考えていた。

「上に行くにはエレベーターに乗らなければならない。だが・・・どうすればいい?」

「微妙なトコね。多分私が取り合ったら乗せてくれると思うけど、その後のことは保証出来ないし。」

「腕尽くで・・・・。」

「それは却下。」

そんなやり取りをしていると、エレベーター前に立っていた神羅兵が痺れを切らしたのか大声で言った。

「そんなにエレベータに乗りたいんなら10ギル払え!」

三人は顔を見合わせる。さて、どうしたものか?

この際仕方ない。は自分のサイフから10ギルを取り出すと、それを神羅兵に渡した。

あまりにあっさり渡されてしまったので、神羅兵は困ったように視線を泳がせた。

だが、約束は約束だ。ズルは許されない。

「さっさと、乗れ!」

何気に悔しそうな表情を浮かべ、神羅兵はエレベーターの前からどいた。

 





そしてアルジュノン。

クラウド達は海底魔晄炉に行くために神羅社の中を歩いていた。

だが、あまりに静か過ぎる。

「気のせいかもしれないけど・・・何か物足りなくないか?」

クラウドが言った。だが、確かに一理ある。

いつも神羅社に乗り込んだ時と言えば、後から後から兵士が追い駆けてきて、

倒しても倒してもキリがないほどの騒がしさだったのだ。

なのに今歩いている通路はしんと静まり返っていて、ただ三人の足音だけが響いていた。

だが、そんな静かさもすぐに破壊されるのだった。 







「なんなのよー!!これはーー!!」

が叫んだ。

先ほどの静かさはどこへ消えたのやら。クラウド達は、神羅兵と戦いを繰り広げていた。

海底魔晄炉へのエレベーターの中で神羅兵二人を倒したのが始まりだった。

エレベーターを降り、海底魔晄炉への通路で神羅兵に立ち塞がれ、それを撃破して先へと進んだら

今度は海底魔晄炉の入り口で神羅兵に立ち塞がれ・・・。 

そして、ずっと海底魔晄炉の入り口で足止めを食らっているのだ。

倒しても倒しても湧いて出てくるような神羅兵達。クラウド達は、それを全て倒していた。

神羅兵達が現れる時のセリフはもう決まっている。

「ヒュージマテリアは渡さん!」もしくは「やはりヒュージマテリアを狙って来たか!!」に限る。

は面倒臭そうに剣を振るっている。いや、本当に面倒臭いのだが。

「これで終わりだ!」

クラウドが最後の一人の神羅兵を切り倒した。

まだ来るかと思ったが、もう神羅兵が来る様子はなかった。

だが、海底魔晄炉の中へ進んだ時には、もう既にヒュージマテリアはなくなっていた。

「こっち!!」

には思い当たるところがあった。恐らくは赤い潜水艦に乗せ、運ぶつもりなのだろう。

クラウド達はに続いた。

そして海底ドッグでヒュージマテリアが潜水艦に積み込まれるところを目撃する。

クラウド達が潜水艦に駆け寄ろうとした時、声がした。

「何してる、と。お前も積みこみを・・・・・・・クラウド!?」

しゃべり方でわかった。振り向いて人物を確認するが、案の定レノだった。

「ヒュージマテリアの運搬なら、私達がやらせてもらう。」

「ギリギリ間に合ったってとこかな。」

ヴィンセントとが言う。レノは一歩後ずさった。

クラウドがその分一歩前に出る。

「俺達に渡すか、ルーファウスに届けるか・・・。どうする?」

「生憎、貴様らと遊んでいるヒマはない、と。」

レノは追い詰められているというのに、大して焦る様子も見せずに肩を竦めた。

クラウド達が身構える。

レノはその様子にチラリと視線をやると、ニヤリと笑った。

「今はヒュージマテリアが最優先だ、と!」

レノはその場から飛び退いた。レノの後ろにあったマシンが動き出している。

慌ててレノを追おうとしたが、そのマシンに行く手を憚れてしまった。

「レノ!!」

は叫んだが、既にレノの姿はどこにもなかった。

「くそっ、まずはコイツを倒すぞ!!」

「クラウド、これキャリーアーマーよ!!」

「キャリーアーマー?」

「こいつは腕と胴体がバラバラなの!で、腕に捕まると厄介なのよ!だからまずは腕から潰して行った方がいいの!」

クラウドはそれを聞くと、剣を頭上で構えてキャリーアーマーの腕へと振り下ろした。

ガキンッと剣がぶつかる金属音が響く。クラウドは剣を構え直した。

そして呟く。

「・・・体がなまったな・・・。」

「んなこと今はどうでもいいでしょー!?」

は両腕をクロスさせ、シヴァを呼び出した。

シヴァが氷の風に包まれながらその美しい姿を現す。シヴァは自分の髪をかき上げると、両手を前方へと突き出した。

辺りの気温が急激に下がり、シヴァの手の先に氷の刃が現れる。

そして、凍り付く風がキャリーアーマーを襲った。

ダイヤモンドダスト。

シヴァは自分の得意技を放ち、姿を消した。

「サンキュ、シヴァ!」

は呟くようにシヴァに礼を言うと、剣をキャリーアーマーの腕に振り下ろした。

再び金属音が響く。そして、は叫んだ。

「ヴィンセント!!!」

キャリーアーマーに隙が出来たところでヴィンセントが銃を連続発砲した。

数回の金属音が響き、そして最後にガキャッと腕がもげる音がした。

キャリーアーマーの胴体から右腕が崩れ去った。

その要領で左腕も破壊し、そこで丁度リミットのたまったクラウドが画龍点睛でとどめを刺した。

ふぅ、息をついた一同だったが、ハッとして見ると潜水艦がない。

「し、しまった!潜水艦が!」

「やられたな・・・時間稼ぎだったのか・・・。」

「は、早く追わないと!」

三人は一番近くにあった小さな潜水艦に乗り込んだ。それでヒュージマテリアを追おうと思ったのだ。

ところが潜水艦の中には神羅兵が待ち構えていた。

クラウド達は脱力する。これで神羅兵と戦うのも何度目になるだろうか。

「お、おのれ・・・・!」

そう言い、神羅兵は襲い掛かって来る。まぁとりあえず軽くあしらうと、三人は更に奥へと進んだ。

「艦は渡さんぞ!」

「ヒュージマテリアの次は潜水艦か・・・。」

意地でも守ろうとする神羅兵達には呆れ返ってしまった。額に手を当てたまま剣を一振り。

神羅兵を脅すにはこれで充分だ。

相手が脅えたところで満面の笑みを浮かべ、「通せv」と一言。

神羅兵は気絶してしまうだろう。

三人は潜水艦内部にまでやって来た。だが、まだ神羅兵との戦闘は終わらない。

「潜水艦が欲しけりゃ 力ずくで奪ってみな!」

「ああ・・・先輩!そんな強気な発言は・・・。」

二人の神羅兵を目の前にし、弱気な後輩を見ても三人は容赦しない。

ボコボコにして更に奥へと進んで行く。

潜水艦のブリッジで見たことのある面々と再会を果たした。

「こりゃ!!こりゃ、いかん!」

ルーファウス歓迎式典の時に世話になった隊長と、兵士A&Bだった。

「もう後がないであります!自分は死にたくないであります!」

「自分はくいが残るであります!一度も実戦でスペシャルポーズやったことないであります!」

死にたくないというのはわかるが、スペシャルポーズというのは何だろう。

が考え込むと、クラウドは苦笑した。は首を傾げる。

「うっっし!!この戦いに初勝利し〜!!見せつけちゃれ!!最後の訓練始め〜!!」

「「はっ!!」」

いつでもこの三人はパワフルだ。そんなことを考えるだった。

ところで、最後の訓練とは何のことだろう?ふと視線を走らせると、兵士A&Bがクラウドのバトル勝利ポーズを繰り返していた。

そう言えばルーファウス歓迎式典の時にスペシャルポーズをおしえたっけ。

クラウドは苦笑している。

「待たせたなっ!思い残すことはないっ!!とっつげき〜!!」

・・・と、言われても・・・。

三人の表情はそう語っていた。クラウドは考える。

「う〜ん・・・・。・・・捕虜にしとく。」

クラウドがそう言うと、兵士達は素直に道を開けた。

結構弱気なヤツらなのかもしれない。そう思いながら、三人は操縦室へと向かった。





<続く>


=コメント=
ウケる(笑)
自分でこれ読んでウケた(笑
ってかさ、ゲーム後半のクラウドって、なんか違うんだよね(笑
最初の頃のクラウドは「グハッ」ってカンジだったけどさ、
後半ってすごく優しくなるんだよね、彼(笑
まぁ、どちらもクラウドに変わりないから大好きだけどv(笑
次回ロケットで宇宙へと飛ばされます。
多分。ってか、飛ばされないと困ります(笑
・・・行けなかったらどうしよう・・・?(汗
その後に休幕が入るかな・・・?