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あの時より一歩強くなれた?第十五章




西に向かって私達は歩き出した。・・・短い間に、本当にたくさんのことがあった。

コレルでのバレットに浴びせかけられた罵声。ゴールドソーサーで出会ったケット・シー。

ゴールドソーサーでたくさんの人間の死体を見つけて、そしてその濡れ衣を着せられて変な筋肉マンのおじさんにつかまって。

砂漠の流砂に囲まれた自然の監獄・・・コレルプリズンに落とされて・・・。

外に出るには、コレルプリズンのボスの許可がいるってことがわかって、ボスに会いに行った。

そしてバレットの過去を知った。

・・・ボスは、バレットの親友のダインさんだった。

バレットの娘のマリンちゃんは・・・本当は、バレットの親友だったダインさんの娘だった。

けど、ダインさんは自分を置いて逃げてしまったバレットを憎んでいた。

・・・もうひとつ哀しいことがあった。

ダインさんは・・・自ら、命を絶ってしまったこと・・・。

でも、ダインさんがそれでよかったと思っているのなら、私はそれでよかったんだと思う。

きっと、マリンちゃんのお父さんは・・・バレット以外にいないと思ったから。

そして私達は外に出れる事になった。でも、出るにはチョコボレースで1位を取らないといけないらしかった。

もちろん、クラウドが余裕の1位を持ってきてくれたけどね。

私達はTVモニターで見てたんだけど、ひとつおかしなところがあった。

ずっとクラウドは最下位を走ってたのに、一人チョコボに乗ったレーサーがクラウドに近寄った直後、クラウドの乗ったチョコボが

ものすごい速さで全てのチョコボを追い抜いてそのままゴールをしたの。

何があったんだろうと思って本人に聞いてみたら、

「・・・チョコボがチョコボに乗ってレースしてるぜ、と言われて腹が立った・・・。」

だって。クラウドには悪いけど、その言葉、あながち嘘とも言えないと思うな〜。

クラウドはチョコボ頭だもんね(笑

その後、あの筋肉マンのおじさん(名前はディオというらしい)からバギーという乗り物が届けられた。

バギーは砂漠や川を渡る事が出来るすごくハイテクな乗り物で、私達にとってはバンバンザイだった。

そして、セフィロスの行方も掴んだ。どうやら南の川を越えてゴンガガエリアへ向かったとのこと。

あ、そう言えば、ひとつ嬉しい出来事があった。

森で出会った一人の女の子。忍者の格好をしてて、それなりに戦闘の腕もいいの。

いきなり攻撃を仕掛けてきたから、本当はちょっぴりビックリしたんだけどね。

戦い終わった後に、その子はクラウドに再び戦いを申し込んでた。クラウドは全然興味がなかったみたいなんだけど。

挙句の果てには「アタシの強さにビビってんだろ!」だって。クラウドは違うって言おうとしてたけど、

こういう時は女の子の方に花を持たせてあげなきゃね。私が「その通り。」って言っちゃった。

女の子は満足して去ろうとしたけど、なんだか振り返って何やら言いたそうにしてた。

「ね、あなたすごく強いし、私達と一緒に来ない?」

思い切って言ってみた。女の子は嬉しそうに、「え?そう?それじゃ、仕方ないな〜!一緒に行ってやるよ!」って照れ臭そうに言った。

本当は一緒に行きたかったんだろうなって思った。

女の子の名前はユフィ・キサラギ。これから仲良くなれるといいな。



まさかゴンガガで知り合いの名前を聞くとは思わなかった。

・・・・知り合いの名前は、ザックス・・・・。

いつも元気で、気丈で、ドジな彼。そんな彼の家が、ゴンガガにあったの。

ザックスの両親の話によると、ここ10年。ザックスから一度も連絡がないという。

その話を聞いた直後、急にエアリスとティファが家を出て行った。

クラウドと私はどうしたのかわからなくて、二人で顔を見合わせてた。

それに、ひとつ不思議だった。

クラウドはザックスを知っているはずなのに・・・クラウドは、ザックスのことを知らなかった。

本当に知らないみたいだから、それ以上何も言えなかった。

飛び出して行ったエアリスとティファに話を聞くと、なんとザックスはエアリスの初恋の相手らしい。

ティファは・・・なんだかよくわからないみたいだった。

ザックスのことを知っているような、知らないような、そんな感じだって言ってた。

そしてゴンガガでの出来事のうち、もうひとつだけ。

古い魔晄炉の跡地に向かったクラウドと私は、そこで神羅の兵器開発部部長のスカーレットとあの憎憎しいツォンを見つけた。

どうやら、また何かをたくらんでいるらしい。

ヒントは「ビッグでラージでヒュージなマテリア」らしいんだけど、何のことだかさっぱり。

そうこうしているうちに私達はゴンガガを離れた。結局、セフィロスを見つける事は出来なかった。



そして今、私達はバギーでコスモキャニオンを目指している。

そこはレッド13の故郷。・・・・そこで、レッド13ともお別れなのかな。

あ、私の隣には、慣れないバギーの運転をしながらセフィロスの行方について語っているクラウド君。

慣れてない運転だしきっと疲れるだろうから、後で肩でも揉んであげようかな。

そんなこんなで、今私達はコスモキャニオンを目指している。




<続く>


=コメント=
これ、ドリームじゃありません!!(大爆笑瀕死)
ってか、さんの語り!?語り!?(笑
とにかく話を省略したくて書いたの図。
休幕とでも考えてくださればOKですね。
ってか、かなり省略したなぁ!!(爆笑)
だってコルタ・デル・ソルからいきなりコスモキャニオン!?
早えぇぇぇ〜〜〜〜〜〜!!!(爆笑)
これからたまにこういうの入ると思いますヨ?
ってなことで、次に続きます。