やって来ました体育祭。








燃えるわっ!!絶対に負けないんだからっ!!








心の鎖









クラスは朝から騒がしかった。

勝つだの、絶対に負けないだの、1位を取ってやるだの。

今日の天気は晴れ。雨の気配も全くなく、曇りの気配すらない。

太陽がさんさんと輝く、暑い晴天。

それが果たして好都合なのかそうじゃないのか、答えに迷うところだった。



今日は体育祭。

運動場からは、鉄砲の試し撃ちの音が聞こえる。

は体操服に着替え、教室の自分の席でぼんやりとしていた。

体調は万全。気力もある。ただひとつ問題があるとすれば、それは精神だった。

つい先日、の父親が殺された事件はまだ解決していない。

犯人は未だに逃走中。警察が必死で捜査に当たっているらしいが、頼りに出来ない。

母親に連絡を取ってみたが、全くの上の空。

それもそうだ、と冷静に納得してしまう自分がやけにおかしくて、は苦笑した。

ただ一人の父親を失ってしまったというのに、のんきなものだと思う。

きっと、『哀しい』という思いを越えてしまったのだろう。

もう涙は出ない。けれどその代わり、何かがすっぽりと抜け落ちてしまったような感覚になった。

ー!おっはよ!」

「へぶ。」

自分を呼ぶ声がして、そちらの方を振り向くと、その瞬間に抱き締められる。

その所為で口を開きかけたの口と声がつぶれてしまった。

・・・こんなことをするのは一人しかいない。

「・・・ジタン。」

「にゃははっ!!どした?元気ねぇじゃん。」

を解放し、明るい笑顔で言うジタン。

これがいつもの彼のテンションなのだ。人並み外れてハイテンションではあるが。

はふぅ、と小さく息をつき、「別に」と答える。

そんな素っ気無いを見て、ジタンは首を傾げ、そしてすぐにその理由を理解する。

「あっ・・・そっか・・・親父さんのこと・・・。ワリ。」

「ううん・・・大丈夫。ありがとう。」

やっと笑顔を見せたを見て、ジタンも苦笑に似た笑いを浮かべた。

の気持ちもわかるけどさ、せっかくの体育祭なんだぜ。

そういうこと、今日だけ全部忘れてさ、はり切って行こうぜ!!」

不思議なものだ、とは思う。

普通の男の子なのに、ジタンの笑顔は何故か少し違う。

元気を分けてくれるような、元気を与えてくれるような、そんな笑み。

「・・・うんっ。」

「それでこそだぜ!」

バシッとの肩を叩き、ジタンは笑う。

ジタンの笑みを見て、もにっこりと笑った。

「うぃーっす!はよッス。」

教室の扉がガラララと開かれ、体操服姿のティーダが入って来た。

そんなティーダにとジタンも「おはよう」と返す。

ティーダはとジタンの姿を見つけると、もう一度「はよっ」と言ってこちらに駆け寄ってきた。

「うちらのクラスとクラウド達のクラスって、同じ赤組なんスよね!

なんかさっきクラウド達のクラス覗いたら、かなり張り切ってたッスよ。」

「へぇー・・・。」

張り切りもするだろう。優勝した組には、ジュースが奢られるのだから。

火照った体に冷たいジュースは神の恵みのようなもの。

例えショボい賞品でも、勝てばもらえるのだから勝ちたいに決まっている。

「そういえば、ジタンとティーダって何に出場するんだっけ?」

ふとが聞いた。

「障害物競走!!任せろよ!1位を持ってくるぜ?」

「俺はリレーッスね。やっぱ王道は外せないッスよ!」

二人とも自信満々に言う。まぁ、二人の運動神経がずば抜けてすごいことはも認めているし、

恐らく二人とも1位を取ってくるだろう。それは決定しているようなものだ。

は何に出るんだ?」

「私は借り物競争。何でも良かったんだけど、パン食い競争とのどちらかで決めなくちゃならなくて。

気が付いたら他全部決まっちゃってるんだもの、焦ったよ。」

は苦笑する。

「パン食い競争でも別に構わないんだけどね・・・やっぱりちょっと嫌だし。」

手を後ろで縛ったまま、パンに向かって食い付くというのはあまり人様に見せたくない姿である。

特に女の子は。顎を突き出してアグアグ言う姿など・・・見せたくもない。

「あははっ!!俺もがパンに食い付く姿は見たくねぇなぁー。」

同じく苦笑を浮かべながらジタンは言った。

見ると、隣でティーダも困ったような笑いを浮かべている。

「ねぇ、ところで、クラウドとスコールは何に出るか知ってる?」

「あー、あの二人は騎馬戦ッスね。」

騎馬戦。思いもしなかった。

あの二人のことだから、きっと徒競走だのリレーだのに出ると思ったのに。

もちろん騎馬戦というのだから、上に乗る誰かがいるというわけで。

「・・・あれ?でもクラウドとスコールだけじゃ、馬になれないよね?あと一人って誰なの?」

「えーと、確かアーヴァインだぜ。」

「・・・アーヴァイン・・・知らないわ・・・・。」

聞き慣れない名前を聞いて、はあからさまに顔をしかめた。

そんなを見て、ジタンとティーダは苦笑する。

「そんじゃ、そろそろ行くか。目指すは優勝!行くぜ!!」

「うん!」






普通の体育祭ならば、最初はつまらないものだろう。

校長の長ったらしい話を聞き、注意事項を聞き、そしてやっと体操を始める。

つまらないことこの上ない。だが、幻想学院の体育祭は違った。

『はーいっ!!皆シケた面すんじゃねぇぞー!!せっかくの体育祭なんだ!

ハイテンションで行こうぜ!!ガンガン行こうぜ!!

ってなことで、校長の話なんか聞いてても話が進まんので、俺からは一言だけ!

精一杯頑張れよ!!以上!!』

校長の話は短い。ラグナ校長とは、少々変わり者らしい。

その態度に、教員達は困らされているらしいが。

ヴィンセントの注意事項を聞いた後、体操をして、そしてやっと自分の席へと戻る。

クラスごとの場所は決められているが、その中なら誰と隣で座っても自由だ。

はジタンとティーダの隣に腰掛けた。

「確かプログラム1番はリレーだよね。ティーダ頑張ってね!」

「へへっ、誰にも1位は渡さねぇッスよ!見ててくれよな!」

言うと、ティーダは立ち上がって入場門の方へ駆けて行った。

合図が送られ、生徒達が入場する。

その中にいるティーダに向かって、ジタンとは手を振った。

ティーダもそれに気付き、振り返す。赤いたすきを横がけにしているところを見ると、

どうやらティーダはアンカーを走るようだ。

生徒達が位置についた。ティーダも位置につく。

「あれ?ティーダってアンカーだよね?」

「ああ。多分最初と最後、二回走るんだろ。」

なるほど、とは頷き、視線を再び巡らせた。

〔位置について!!!〕

声がする。

〔よーい!!〕

生徒達が深く腰を静める。



パァンッ!!!



鉄砲の音が響き、生徒達が勢い良く駆け出した。

そして、その光景を見ては目を丸くする。

「うっ・・・・そぉ・・・!!??」

ティーダは一番外側のトラックだった。それは、走る距離が一番長いことを示している。

それなのに、もう駆け出したところから勝負は決まっていた。

まるで鉄砲玉のようにティーダが飛び出し、そしてそのまま他の生徒との差を広げてゆく。

手品を見ているかのような気分だった。

ティーダは余裕で次の生徒にバトンを渡し、トラックから外れる。

まだ赤組は1位を保っている。差は再び狭まりつつあるが、とりあえずは1位を保っている。

必死の形相で逃げようとする赤組。それを追い駆ける白、青、黄の三色。

だが、赤組の1位はそんなに長く続かなかった。

すぐに白組に追い付かれ、そして抜かされてしまったのだ。

「あぁぁー!」

落胆の声を漏らす。ジタンは余裕の顔で眺めている。

「大丈夫だって。もっともっと差が開いてくんないとさ、ティーダもやる気出ないぜ?」

「・・・どういうこと?」

「ま、見てたらわかるさ。」

やがて次がアンカーの番となった。順位は上から白、黄、青、赤だ。

1位だった赤組は、既にビリを走っていた。

「こんなので勝てるの!?ティーダでも無理じゃないの!?」

アンカーは大抵足の速い者がする。

もちろんティーダは速いが、その他の生徒だってそれは同じなのだ。

1位とビリの差は運動場半周くらいになってしまっている。

白のアンカーが駆け出した。普通ならもう駄目だと思うだろう。

だがティーダとジタンが浮かべている余裕の表情は、「絶対に勝つ」と物語っている。

赤のバトンがティーダに渡された。と、ティーダはものすごい速さで駆け出す。

「って、ちょっと待って・・・えぇっ!?」

が叫ぶ。

ティーダはすぐに3位を走っていた青を抜き、そして黄に追い付いたのだ。

そして黄を抜き、白と並ぶ。

白のアンカーはぎょっとティーダを見つめたが、ティーダは余裕の笑顔でそれに返した。

そして、ラストスパートでぐんとスピードを上げて白を追い抜き、ゴールした。

赤組のクラスからワーッと声援が上がる。

「う・・・そぉ・・・。・・・勝っちゃった・・・。」

「にゃははっ!ま、こんなもんだろ!」

満足そうに笑いながらジタンは言った。は半分放心状態で硬直している。

こんなの人間業じゃない。人間に出来るはずがない。

だって半周も差がついてたのに。残りの半周で追い抜いてしまうなんて、考えられない。

すごすぎる。一体自分は何を見たのだろう?






「・・・ねぇ。二人とも、人間じゃないでしょ。」

「「は?」」

プログラムは順調に進み、昼休みに入った。

とジタン、ティーダは屋上でクラウド達と落ち合い、一緒に昼食を取る事にした。

ジタンの障害物競争もまた驚きもので、は目を丸くしてばかりだった。

平均台、ネット、跳び箱、ボール。

障害物競走の目玉の障害物を、ジタンは難なくクリアしてしまったのだ。

まるで猿のような身のこなしで、スルッとクリアしてしまう。

平均台は普通の地面と変わらないように駆け抜け、ネットは絡まることもなしに潜り抜け、

その勢いに乗って跳び箱を飛び越え、そしてボールをバスケットゴールにシュートしてゴール。

他の生徒はネットやらバスケットゴールやらで手間取っているというのに、

ジタンは鼻歌混じりにクリアしてしまった。

これが実力の差なのだろうか?

地味ではあるが、ジタンの動きには驚かされた。

人間じゃない。人間ではない。きっと謎の宇宙生命体なのだ。

はそう思うようになっていた。

そして、ジタンとティーダに言ったのだ。

「・・・ねぇ。二人とも、人間じゃないでしょ。」

「「は?」」

ジタンとティーダは目を白黒させ、を見つめている。

はびしっとフォークを立てて言う。

「だってあんな動き、人間に出来るとは思わないわっ。」

「んなこと言われたってなぁ・・・。」

困ったようにジタンが言う。ティーダも隣で頭をかきながら眉をしかめている。

だって、バク転とか宙返りとか、普通に出来るだろ?」

「出来るかっ!!」

出来るわけがない。それが普通であってたまるか。

決しては運動オンチなわけじゃない。

むしろ運動神経はバツグンと言っても過言ではないだろう。

だが、ジタンとティーダは桁外れなのだ。

「バク転なんてやったこともないし、出来るわけないじゃないっ。」

ムスッとした表情で言ったは、クラウドとスコールに同意を求めた。

「ねっ!?バク転が出来るのなんて、普通じゃないよね!?」

「「・・・・・・・。」」

は首を傾げる。同意を求めたのに、クラウドとスコールは首を傾げて黙り込んでいる。

「どうしたの?」

「いや・・・普通だよな、と思って・・・。」

「ああ・・・。バク転くらい、どうってことないよな。」


「ハァッ!?」


ついついは立ち上がってしまった。

クラウドとスコールだけは、人間だと信じてたのにっ・・・

心の中でそう叫び、は再びストンと座り込んだ。

そしてフォークで卵焼きを突付いて口へと持って行く。

もぐもぐごっくんと飲み込み、最後に盛大な溜息をついた。

「駄目だ・・・この学校は謎の宇宙生命体で満ち溢れてるのね・・・。」

「「「「は??」」」」

「だって普通じゃないよっ!!バク転とか、宙返りとかが出来て普通だなんて有り得ないよ!」

4人は顔を見合わせ、そして首を傾げている。

「その気になれば、だってバク転くらい出来ると思うが・・・。」

スコールが言った。は再び溜息をつく。

そしてフォークをスコールの目前にびしりと突き出すと、口を尖らせた。

「そんなに簡単に言わないでよ!皆にとっては普通でも、私にとっては全然普通じゃないんだから!」

「いや、出来るって。」

「出来るかっ!!」

これ以上声を荒げても仕方がない。疲れるだけである。

と、屋上に一人の青年が駆け込んできた。

「クラウドっ!スコールっ!!大変だよ!!」

長い髪を後ろでひとつに縛った青年。クラウドとスコールは眉をしかめて立ち上がる。

「アーヴァイン?どうした?」

「えっと〜!もうとにかく来てよっ!!」

アーヴァインは慌てた様子でクラウドとスコールを連れると、屋上から去って行った。

残された、ジタン、ティーダの3人はポカンとしている。

「・・・運動場に戻ろっか。」

「・・・そうだな。」

3人は立ち上がると、屋上を後にした。





クラウド達が慌てた様子で達の元へやって来たのは、達が運動場へ戻ってきてすぐだった。

先程一緒だったアーヴァインはいない。クラウドとスコールだけだ。

「クラウド?スコール?どうしたの?」

聞くと、二人は達の前で立ち止まって言った。

。俺達と一緒に騎馬戦に出てくれ。」

「はい?」

瞬時のことだったのではポケッと返事を返した。

クラウドは事情を説明する。

「今階段で事故があって、上に乗る予定だったヤツが怪我をしちまったんだ。

このままじゃ棄権する他ない。ジタンやティーダでもいいんだが・・・」

「「俺達目立たないの性に合わないから。」」

「・・・と言われると思ったからに頼んだ。駄目か?」

少々して、やっとはクラウド達が言っている意味を理解する。

午後の競技の最初は騎馬戦で始まるのだ。クラウド達が出場するのは騎馬戦で、

上に乗る予定だった者が怪我をしてしまい出れなくなった。

その代わりに、に出て欲しいという話だった。

はしばし硬直する。

「わ、私が
――――――――――――!?!?」

は椅子ごと後ろへずざざざっと下がった。

そして思い切り首を横に振りながら言う。

「むむむむ無理だよっ!!そんなの無理っ!!私すごく重いもんっ!!

クラウド達がつぶれちゃうよっ!!」

クラウドとスコールは顔を見合わせる。そして二人して腕を組み考え込んだ。

正直はスタイル抜群で、手足の長さ、顔の小ささでは誰にも負けないだろう。

そんなを見て、体重が50キロ以上あるとは思えない。恐らくは40キロ弱だろう。

クラウド達にしてみれば、それは相当軽い部類に入る。

「・・・スコール、ちょっとを持ち上げてみてくれないか?」

「ああ。」

「っ!?!?!?!?」

スコールはに歩み寄ると、抵抗するを無視してその身体を軽々と抱き上げた。

「ひゃぁっ!?」

「・・・・。」

スコールは沈黙する。その沈黙が怖い。

が恐る恐る辺りを見回すと、女子生徒達がものすごい瞳でこちらを見ている。

妬いている。嫉妬されている。されたいわけではないのに。

「ス、スコール・・・そ、そろそろ降ろしてくれない?」

「・・・・・・。」

スコールは黙ったままだ。クラウドは首を傾げる。

「どうだ?」

「・・・・・・・・・・。」

背中にスコールの手の感触がある。抱き上げ、とは言うものの、抱き締められているのだ。

紅潮せずにはいられない。は肩を竦ませ、赤い顔を隠すように俯いた。

「・・・・軽い。」

「ひぇ?」

やっとく口を開いたスコールが言ったのは、その一言だった。

「・・・軽過ぎる。、ちゃんと飯食ってるのか?」

「た、ったたたたった、食べてるよ?」

食べてるに決まっている。確かに金銭に関しては苦労しているが、食べるものはちゃんと食べている。

そこまで貧乏なわけではないのだ。一応母親からの仕送りもあることだし。

「と、とにかくっ、もう良いでしょ?降ろしてよ!」

声が上ずってしまう。顔の紅潮もなかなか引かない。

スコールはすぐに降ろしてくれるものだと思っていた。なのに。

「・・・ス、スコール?ね、降ろしてよ。」

「・・・嫌だ。」

「・・・はい?」

驚き桃の木山椒の木。

何故だスコール!?は硬直した。

まるで子供のようにごねるスコールは見てて可愛いものだが、現在はそれどころではない。

焦って混乱してしまっている。

「スコール・・・。嫌がってるんだし、降ろしてやれよー。」

ジタンが面白くなさそうに言う。だがスコールは微動だにしない。

の頭は爆発寸前だった。

自分に突き刺さる女子生徒の冷たい視線。いつまでたっても自分を放そうとしないスコールの腕。

一体この状況で何をどうしろと!?

「・・・まぁとにかく、は騎馬戦出場決定だな。」

スコールが言った。

「ちょ、ちょっと待ってよ!?だ、だ、だ、だって・・・!!」

「この重さなら、俺もクラウドも文句ない。クラウド、持ってみるか?」

「も、持ってみるかって人を荷物みたいにっ・・・。」

を無視してスコールはクラウドに歩み寄る。

クラウドはの肩を抱くと、スコールからを受け取った。

そりゃもうまるで荷物のように。

は内心号泣しながら、「もうどうにでもなれ」と思った。

周りの視線なんてもう気にするもんか。気にするもんか。・・・気にするもんか・・・。

・・・気にするなという方が無謀かもしれない・・・。

「クラウド・・・もういいから早く降ろして・・・。」

半泣き状態で言ってみた。

クラウドはしばしを見つめ、そしてぷっと吹き出す。

「ぅあっ!?か、からかってたなぁ!?」

クラウドはくすくすと笑い、を地面へ降ろした。

どうやら本当にからかっていたらしい。

「とにかく、は騎馬戦出場決定だからな?」

「・・・・・・。」

はまだ納得出来ないような表情を浮かべている。

だが、しばし考えた後にようやく口を開いた。





―――――――ジュースを奢ってくれるなら。










<続く>


=コメント=
ぎゃー!一話で完結してくれなかったよ、体育祭!(爆
むぅぅぅぅぅーー!!ぎゃひー!
悔しいなぁ・・・。一話で終わらせるつもりだったのに、
予定の3倍ほど長引いてるし(爆
まぁ、とうとうヒロイン騎馬戦出場決定です(笑
次回は騎馬戦のお話と、少々シーモアと絡ませて、
それからヒロインの借り物競争で締めかしら(笑 [PR]動画